2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

君に届け 第4話 「噂」 - 「緑色」で表現する幸せのイメージと、幸せの翳り

今回は鏑木さんのコンテ回で、1話からの流れで「緑色」が「幸せの象徴」として用いられています。さらには「緑色」に「影を落とす」ことで、「爽子の幸せの翳り」が表現されています。2話、3話と用いられた「爽子のカラー」「風早くんのカラー」は用いられず…

Twitterを始めました。なんかブログだと、ちょっとした雑記とか気付いたこととかが書きにくいので、そういうのは全部ついったーの方で書こうと思います。 http://twitter.com/mike__neko mike_nekoが既に取られていたのでアンダーバーを2つにしました。

君に届け 第3話 「放課後」 - 「文字を書く行為」のエロス、「主観表現」から「客観表現」へ

みなさん既にお気づきかもれませんが、「君に届け」の第3話の主題は「文字を書くこと」であります。1話、2話においても「文字」が占める役割とは決して小さくはなかったのですが、3話においては文字によるコミュニケーション、あるいは文字を通じたコミュニ…

「こばと」「DARKER THAN BLACK」など

・こばと 第2話 NHKオンデマンドで有料配信があると知って、2話まで見ました。「君に届け」…の演出に近い、のでしょうか。時折デフォルメされるキャラクターとか、色彩設計とか、こばとの主観で進む点とか(モノローグの多寡のことではない)。こばとはピン…

「君に届け」 第2話 「席替え」 - キャラクターの「色分け」、そして「主観の融合」

2話では、キャラクターに「色分け」がなされて、爽子のイメージに「赤系の色」、風早くんのイメージに「青系の色」が用いられ、それに伴って「夕暮れ時」の風景が多用されています。第1話では「青色」と「緑色」が基調になっていて、「夕暮れ時」のオレンジ…

「夏のあらし! 〜春夏冬中〜」と「生徒会の一存」と「そらのおとしもの」

オトナアニメ Vol.14 (洋泉社MOOK)出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/10/10メディア: ムック購入: 13人 クリック: 328回この商品を含むブログ (38件) を見る「夏のあらし! 〜春夏冬中〜」の感想を何も書いてないので、何か書こうかなあ…と思っていたら、…

・新番組は「FAIRY TAIL」「怪談レストラン」「空中ブランコ」「キディ・ガーランド」あたりを残してだいたい出そろいましたか。引っ越してからBSが見れなくなったので、「こばと」も17日から始まる配信を待っているところですが。 とりあえず、1話の感想を…

ささめきこと 第1話 「ささめきこと」 - 「観察」あるいは「監視」を主軸とした作劇

最近はどうも「青い花」以来恋愛アニメにはまっていましてね、「君に届け」に続いて「ささめきこと」もとても気に入りました。それで、「true tears」「WHITE ALBUM」「青い花」「君に届け」と4つの恋愛アニメを見て、どうやら恋愛アニメにおいては、モノロ…

君に届け 第1話 「プロローグ」

「君に届け」はかなり面白かった。絞った色遣いで爽子の心情を浮き出すのが特に上手かったので、今回は彩色にに注目してまとめてみます。 (Aパートの、サブタイトルの文字が出るまでのあたりをアバンと呼ぶことにします)。アバンでは爽子のいる高校で、ト…

生徒会の一存 第1話 「駄弁る生徒会」

あまりにてんこ盛りのパロディに抱腹絶倒。そらかけでもパロが多かったし、けいおんの4話でもちょっとパロがあった気がするし、花田十輝先生は今年に入ってから相当パロディに傾注していますね。他作品のパロディネタは原作にもたくさんあるんだけど、それ…

「宇宙をかける少女」とは何か その1 - 「コミュニケーション」の獲得という側面

宇宙をかける少女とは何か、放送終了時から時折考えていました。そらかけとは、獅子道家が50年前に都合よく「鬼=レオパルド」を利用したしっぺ返しが、今になって返ってきて、獅子堂家および秋葉さんがそれに振り回される、というお話。秋葉さんが「宇宙を…