生徒会の一存 第1話 「駄弁る生徒会」


あまりにてんこ盛りのパロディに抱腹絶倒。そらかけでもパロが多かったし、けいおんの4話でもちょっとパロがあった気がするし、花田十輝先生は今年に入ってから相当パロディに傾注していますね。他作品のパロディネタは原作にもたくさんあるんだけど、それを異常なくらい膨らませてきて、アバンで思う存分暴れた後に、ひぐらしだとか、CLANNADだとか、チョココロネだとか、軽音部のカスタネットだとか。
メタ発言もかなり暴走気味にされていましたね(笑)。作品のしょっぱなでいきなり「メディアの違いを理解せよ!」と花田先生に代わって桜野くりむ会長が宣言した後に、「原作クラッシュ…」「アレンジです!」と言いきって自らの作風を視聴者に向って主張するかのようなメタ発言を展開、さらにAパートでは、原作本を持った杉崎が原作との差異を指摘すると、くりむが再び「アニメだから!」と主張。あまりの強固な自己主張に笑い転げました。


佐藤卓哉×花田十輝というと(構成は佐藤さんだけど)「苺ましまろ」ですが、苺ましまろに比べてずいぶん話のテンポが速いですよね。個人的な印象だけど、花田先生は特に第一話において、過剰なくらいの速さで話を進めますよね。おそらく世界観とキャラクターの性質などを一話目の段階で確立するためにダイジェスト的な作りにしているのではないかと思うのですが、そのいつもの作風が今回は「苺ましまろ」との差別化を図っているようにも思えます。その上でコミカルな要素を所狭しと入れてくるのが上手くて、そのおかげでかなりのスピードで話が進むにもかかわらず、非常にとっつきやすい一話目になっていると思います。パロディを除いて第一話を眺めると、確かにいつもどおりの花田十輝先生。
しかし、こういう日常系のアニメは、脚本だけなら「けいおん!」とか「苺ましまろ」とかいろいろやっていますが、構成をやるのは結構珍しいので、どんな落ちをつけるか興味津々ですね。


あと、スタジオディーンつながりなのか、EDコンテに西村純二さんが起用されたのにもちょっと驚きました。このSDキャラtrue tearsを思い出しますね。



・ほかのアニメもちゃんと見ています。けんぷファーにゃんこい!は来週も見るかどうか怪しい。レールガンは良かったと思いますが、とらドラ!やゼノグラほどのインパクトはなかったですね。