ゼノグラとそらかけ

明日からコミケですね。1日目はゆるゆると行って、2日目と3日目は始発ですかね。2日目の同人音楽と、あと1日目と3日目にそらかけが固まってるあたりを回って、企業ブースをちょっと覗いて、今年はそんなところです。


それで、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」を見終わりました。なんか評価が二極化している作品ですけど、原作派でなければ良いアニメですよね。かなり面白かったです。
やっぱり花田先生の脚本は8スタ作品の中では異色で、樋口さん・吉野さんは割と似ていると思うんですけど、花田先生は違う方向を向いている。簡単に言うと、話が重くて、しかもシリアスに徹している。ゼノグラとそらかけは比較対象には成り得ないと思うんですけど、唯一といっていい類似点は序盤の、特に1話と2話。1話の時点で軽くデジャヴ感を味わったんですけど、2話で春香がベッドから落ちるシーンで決定的になった。これはもうそらかけの2話で秋葉がベッドから落ちるシーンと同じだ。上京してくる春香と、レオパルドコロニーに迷い込む秋葉が、センセーショナルな体験をして、2話ではまるでそれが夢であったかのように始まるけど、すぐに夢ではないと気付かされる。春香が見慣れない医務室で目覚めるのと、秋葉が自宅のベッドで目覚めるのとで若干違うけど、およそ似たような構造をしていますね。
序盤が似ていたもので「花田版そらかけ」をあれこれと推し量りながら見ていたんですけど、最後まで見終わったら、花田先生のそらかけというものが全く想像できなくなった。レオパルドを秋葉と誰かで取り合うなんて構図は想像もつかないし、花田先生が最後まで作っていたらどんなストーリーになっていたんでしょうか。


第8話で春香がインベルに自己紹介をするシーン、「私、インベルのことをもっともっと知りたい」と言う春香の積極的なセリフに、インベルが心を動かされて、春香の姿を録画しはじめるところは、すごく良かった。そらかけだと、秋葉とレオパルドがこんな関係になることはなかなか無いですよね。第18話「よみがえる神」がこれに相当するのでしょうか。あの回もすごく良かった。
あとデジャヴを感じたのは、22話で、基地の奪還作戦のときに、春香と伊織が狭い配管の中を進んでいて、伊織の尻に顔をぶつけるシーンがありますけど、これはそらかけの6話ですね。まあありがちなシチュだから被っただけでしょうけど。
他に好きなシーンは、13話で真が公園でハトに餌をあげているシーンと、23話の鬼気迫る表情の伊織ですね。


さて、コミケも大事だけど、明日帰京してからは積み録画を崩さないと…。


・あと、Rexコミックスの「そらかけR」と「とんぬらさん」の1巻が出たので、買いました。とんぬらさん、やっぱり人気が出ているようですね。Rexの中だと頭一つ抜けて面白いもんなあ。コミックス読むときに、アニメやるとしたらどうして欲しいか、ってのをいつも考えるけど、とんぬらさんは、シャフトがいいんじゃないでしょうかね。そもそもとんぬらさんのセリフをどうやって実現したらいいんだろう。普通にしゃべったら面白くないし、かといってそのまま文字を書くなんて論外だ。全くいい方法を思いつかないけれど、シャフトなら、上手く切り抜けてくれそうな気がする…と根拠もなく思っただけですけど。