大正野球娘 第1話 「男子がすなるという、あれ」


池端隆史さん監督の「大正野球娘」。J.C.STAFFは正直あんまり好きではないんですけど、「ぽてまよ」は結構好きで、ようやく池端さんの新作が来たか、という感じですね。第一話ではまだ彼女たちが野球を始める前の段階なので何とも言えませんが、雑誌などを読む限り、、体力などが圧倒的に男子に負けている女の子たちが知恵を駆使して男子に勝つ、っていうのが主眼にあるらしい。
小梅の親友である晶子が突然「野球をしよう」と言い出して、小梅はそれに付き合わされて、ほかに集めた何人かで早稲田に野球の練習の様子を見学に行きます。しかしそこで過酷な練習の様子を見て、こんなことをしたら死んでしまう、とほかの仲間たちは逃げ出してしまい、茫然としていた小梅は晶子に「残ってくれてありがとう。一緒に頑張りましょうね」と言われて断るに断れなくなってしまいます。次の日も晶子たちはメンバー集めを続けますが空振りを続け、その晩、小梅のもとを雪が訪ねてきて、道具の問題や家の問題などを指摘され、小梅は諦めて晶子に断ろう、と思って手紙をしたためます。すると次の日に、乃枝と雪がメンバーに加わる、と申し出てきたので、小梅はやる気を出して、晶子への手紙を胸にしまいます。第一話の内容はそんなところ。
小梅は料理屋の娘で、料理の仕込みで割と筋肉が付いているらしく、それが野球に生かされるそうな。Bパート冒頭にも早起きした小梅が料理の仕込みをする場面がありました。小梅たちがえっちらおっちらと野球を覚えていく様子を描くのが主眼なら、家とのしがらみだとか、そういうのは邪魔なだけの要素な気もしますが。晶子が野球を始めようと思った理由は、申し訳程度に説明されていました。(別に「なんとなく」とかが理由でもいいと思うんですけど、それだと文句をつけてくる視聴者っていますよね…って愚痴ってみたり。)
大正の世界観は最初に小梅の夢の中で、小梅の歌で説明されていたり、年表の上を小梅が歩くテロップがあったりで紹介されていました。ここの夢のシーンはなくてもいい気がしましたけど、趣味だろうなあ。路面電車は、都電荒川線を見て描いたとかなんでしょうか。
次週以降は野球の練習をしつつ、新メンバーが加わってきたり、とかで話が進んでいきそうですね。次週も期待。