宇宙をかける少女 第5話 「鋼鉄の乙女」

アバンではOPに登場していた謎の全身甲冑…「アレイダ」と、そして獅子堂家次女の高嶺さんが登場します。OPで高嶺さんとアレイダが戦っていたことから、この二人が関係あるであろうことは見当が付いていましたね。「こちらは陽動です。奴らの目的は…桜…さま」と言い残して倒れた高嶺さんの仲間らしき人。高嶺さんと桜さんのサイドでもなにか大きなものが動いていますね。アバンからわかることはそれくらいかな。
そろそろ情報がそろってきたのでOPについて少し触れておきましょう。今回登場してきたアレイダは、前回ちょっとでてきた「赤い箱を被った集団」を指揮する立場にあるようです。そしてアレイダの背後に控えているのは、おそらくレオパルドと同じ人工知能でしょうね。OPで謎なのはナミさんのところか。こっちは今のところ情報は皆無ですかね。


Aパート冒頭ではほのかさんがレオパルドの足りないパーツが何かを整理しているようですね。ニーソでアヒル座り(ちょっと死語かな)していると可愛い。その日記帳か何かには「LEOPARDNOMICON」…ネクロノミコンをもじった表題がつけられています。「レオパルドの自己実現達成率21%」…この数字はなんでしょうね。レオパルドの満足度?レオパルドの言っていた「自分探し」と言うのは文字通り自分(の体・パーツ)を探すことでしょう。
次の目的地が月に決定したところで秋葉さんが闖入してきます。レオパルドに飛び蹴りを喰らわせて、この前服を剥かれたことに怒り心頭。「人を裸にしておいて…」という秋葉さんはDVDでは裸になるんでしょうね。レオパルドがツンケンして謝ろうとしないもんだから、2人は喧嘩別れしてしまいます。まあ、いつも喧嘩しているような気もしますが、今回は特にひどくなるようです。


次は重要なシーンですね。風音さんと学園理事長のエル・スールさん、そして獅子堂家の親戚らしい2人が集まって臨時に開かれた「獅子堂臨時評議会」の一幕です。まず高嶺さんからアバンでの事件での報告がされます。高嶺さんの仲間らしき集団「影組(…で合ってるのかな?)」はアレイダによって全滅し、桜がアレイダの率いる集団にさらわれた、と。アレイダはEX-QTであり有名な重犯罪人で、「ネルヴァル」なる集団とつながりがあるらしい。(このネルヴァルってのは2話でほのかがつぶやいた時にはてっきりあのムカデのメカだと思ってましたが違いますね。あとでブログを訂正しておきます。)おそらくこの「ネルヴァル」なる集団が、「赤い箱を被った集団」であるのでしょう。OPにも登場していることですし、「ネルヴァル」や「アレイダ」がしばらく鍵を握っているのかな。「月で起きている連続失踪事件」というキーワードも出てきましたから、次回から月に行くことになる秋葉たちにも関わってくるのでしょうね。「St.Artemis」なるキーワードもまだ意味が分かりませんね。


場面が変わって秋葉さん。「今日から元の生活に戻るんだー!」と言って、レオパルドの(通信機も兼ねている)黄金銃をわざと家に置いたまま登校します。「出たんですよ、露出狂」とネネコさんから嫌な話題を振られて真っ青になる秋葉さん。今までの秋葉さんの表情でいちばん「嫌そうな」顔をしているような気がします。秋葉さんは無理やり話をそらしますが、相変わらず顔面は蒼白で、フリオさんに「何かあったの?」と突っ込まれます。秋葉さんが「今日どっか寄ってかない?」と言ったのは、レオパルドの件が無くなって暇になったからでしょう。
そしてレオパルドは根暗にも一人しりとりをしていますが、いじけているだけかと思ったら意外と深い意味があったことがのちに明かされます。


お昼休みになって、学校の友達らしき二人とベンチで食事を終えた秋葉さん。この二人は今回もまだ声も出していませんが、公式にはすでにキャラクター紹介が載っていて、みっちゃんとさっちゃんと言うそうです。さっちゃんの方は矢作紗友里さんが声を当てていますが、矢作さんは今作で2役目ですね。ICP交通管理課のエリカとリリーのエリカの方も矢作さんがやっていたそうな。
いつきさんは柱の陰から秋葉さんの様子をうかがっています。口調がおかしくなっているソルジャーウルに急かされますが、なかなか声が掛けられないいつきさん。そこにほのかさんが現れて秋葉さんを連れていきます。ほのかさんは「レオパルドが秋葉を選んだから」と言っていましたが、これはどういうことなんでしょうね。ほのかさんは再び秋葉さんに協力を求めますが、「(レオパルドの)顔も見たくない」と言う秋葉さんはその手を振り払います。いつもならこのまま流されている感じでしたから、今回の件でどれだけレオパルドのことを怒っているのかが分かりますね。


いつきさんの携帯電話が鳴ったのを合図に、場面がICPに切り替わります。ブーゲンビリアとミンタオはすっかりアホの子として定着しましたが、「神凪いつきは、幽霊となって生きていたのです!」「ブードゥーの魔術によって、生き返ったものと思われます」には吹き出しましたね。幽霊となった時点で生きてないって(笑)そしてこちらも大概アホキャラになったICP上層部の人たちが冷静に突っ込んで、「神凪いつきを逮捕せよ。怪奇課に気取られぬよう慎重に行動しろ」と2人に命じますが、これもしっかりとニーナに盗聴されているのが可笑しいですね。ニーナはこの一連の会議の内容をいつきにメールで報告して、それが最初の携帯につながります。「迷っている時間は無くなったようだな」というウルのセリフは、つまり潜入捜査でのんびりやっている時間はもうなくて、もっと直接的な行動を起こさねばならないということですね。


Bパートでは久々に登場のナミさんですが、彼女について詳しいことはまだ明かされません。まあ大概いろんな情報が出すぎな感があるので、彼女のことに触れるのはもう少し後でいいでしょうね。今回は桜さんのキャラ紹介に代わる一幕。ナミさんのもとに桜さんが設計したコロニーの模型が送られてきたそうです。桜さんについても詳しい話はまだありませんが、彼女は獅子堂家の五女で、12歳にして博士号を持つ天才少女ということです。「すごいなあ、みんな…」と呟く秋葉さんは、ほかの4人の姉妹が並外れた才能を持っているのに対して、自分だけが何のとりえもない普通の少女であることに劣等感を抱いています。


場面が切り替わってまた重要なシーンが始まります。まだ一人しりとりを続けていたレオパルドのもとにほのかさんが現れて、「秋葉を選んだのはなぜ?」と尋ねます。「あいつさえ居れば、枯葉なんて…」と言うレオパルド。秋葉の前任者らしき人物が過去にいたようです。そのあとに2話で出てきた秋葉の謎の夢が再び登場するところから、このどことなく秋葉に似た人物が前任者だったのだなと見当がつきます。そしてその彼女がレオパルドと同じ「自分褒めしりとり」をしているところで確定。でもレオパルドの場合はあんまり褒めている感じはしなかったですね(笑)


秋葉さんはいつきさんに銃を突き付けられて目を覚まします。アレイダと決戦を迎えた高嶺さん、いつきさんの船を発見したブーゲンビリアとミンタオが映されて、いつきさんに連行されている秋葉にカメラが戻ります。いつきさんは随分と思いきった行動に出たものですが、彼女がレオパルドを追う理由が、ICPとしてだけではなくて個人的な事情があることがとうとう明かされます。メガマガにあった「あのコロニーは行方不明の両親と関係があるかもしれないからです」といういつきさんのセリフはここで出てくるのか。前回の「赤い箱の男たち」の回想も両親と関係があるんでしょうかね。ここで秋葉の独白はあまりにも不自然ですが、いつきさんは華麗に無視をして「それよりもレオパルドとのことを」と(笑)まあ誰でもそういう反応をするでしょうね。そもそもここのモノローグは要らないですよ。


ブーゲンビリアたちがいつきさんたちに追い付いてきて、彼女たちの操るQTアームズと戦闘になります。当ブログの方針により途中経過は省略して、最終的に秋葉とレオパルドが火事場で力を合わせて戦ったことで、二人は仲直りすることができました。まあなんか、ブーゲンビリアがちょっとエロかったですね。レオパルドに会いたいといういつきさんに対して、ほのかさんは「月へ次のパーツを取りに行くミッションを手伝えば、会わせる」と答えます。いつきさんも個人的な事情で動いている以上、犯罪に加担することも渋々ながら承諾。学校に出された休みの申請の内容が、ほのかさんだけダイレクトに「ミッションで休みます」と書いてあって笑いました。それでも許可が下りるのは、理事長のエル・スールさんと風音さんがすべて知っているからですね。そしてアレイダと交戦していた高嶺さんからの連絡が途絶えたとあり、高嶺さんの安否が気になりますね。
最後に月に到着した秋葉さん・いつきさん・ほのかさん。EDに入るところがなんか唐突だったような気がします。尺がよほど足りなかったんですかね。


いろいろ伏線が提示されたのでちょっと整理しましょう。
1.秋葉・ほのか・いつきサイドの話として、レオパルドのパーツ回収
2.高嶺・さくら・風音サイドの話として、「アレイダ」と「ネルヴァル」との戦い
がストーリーの2つの大きな柱になっています。いつきさんは「行方不明の両親」という点でネルヴァルと接点を持っていて、前回赤い箱を見て涙を浮かべていたほのかさんもネルヴァルと接点があるようです。秋葉のパーツ回収も風音さんの思惑が絡んでいますから2.と関係がありそう。そして次回月に行く3人と、「月で起きている連続失踪事件」「月でアレイダと交戦をした高嶺さん」が何か関係を持つのかな?ナミさんの話だけ本筋から外れているようですが、それは当分先になるんじゃないでしょうかね。


とりあえずこのストーリーがどこに向かっているかが見えてきて、盛り上がってきました。次週は予告を読むとそうとう重たい話になりそうなんですが、大丈夫なんでしょうか。そらかけにはずっとハイテンションなギャグをやっていてほしいです。次週も期待。


・EDは今日発売ですね。最寄アニメイト喰霊のキャラソンと一緒に買ってきます。
・そらかけの前にやってる「続・夏目友人帳」が意外と面白いです。ブレインズベースは安定して作画が良い。一期は一話しか見てないんですが、ちゃんと見ときゃよかったなあ。
・そらかけラジオ 第5回
公録行きたい…!