宇宙をかける少女 第2話 「異界からの使者」

前回はほのかさんに黄金銃(と呼ぶっぽいですね、スタッフブログにあるとおり)を発砲されて画面が雲に隠れて終わりました。今回は怪奇課のみなさんが慌てているところから始まりますね。秋葉さんは宇宙を漂っているところをフリオさんに発見され、前回の後何が起こったかは明かされません。そのギャップを埋めていく形で今回のストーリーは進行していきます。


今回からOPがつきました。OPというものは往々にして別個にエントリを立ててもいいくらいの情報量がありますよね(笑)今回も長くなるのでOPを詳しく書く気はないです。ナミが出てくるところが一番気になったかなってくらいにとどめておきましょう。あとアリプロはあんまり合ってない気がするんですけど。


Aパートは秋葉さんの見る夢から始まりますね。具体的に描かれた人物や、「宇宙をかける少女」なるキーワードから、この夢は誰かに見せられているという認識でいいのでしょうかね。自室で目を覚ました秋葉さんはイモちゃんに何が起きたのか問いかけますが、ニュースで放送されているとおりの「地球から発射されたミサイルで爆破された」という嘘くさい答えしかイモちゃんも持っていないようです。ナミさんからは皮肉をもらい、風音さんは結婚の話を諦めておらず、秋葉さんはフリオたちに愚痴をこぼします。
生徒会からの呼び出しを受けた秋葉さん。途中で天井に映る人影はほのかさんのものですね。生徒会長から見せられた画像は、学園島からフリオさんの紹介する「家出先」へと向かおうとするときに撮られたものでしょう。生徒会長から詰問されているところにほのかさんが助けに入り、秋葉さんは逃げ出すことに成功します。格闘のシーンは短いですが、ほのかさんの登場から秋葉さんの逃走まで実にテンポよく進んで秀逸。


場面は変わって「コロニー爆破事件」の報告をするいつきさん。ICPの上層部は怪奇課をかなり馬鹿にしている様子ですね。いつきさんは噛みつきますが、ニーナさんが大人の対応。ニーナさんがすべてを察した上での対応だとのちに「BAR JANIS」のシーンにおいて明かされます。特に突っ込むところもないカットですが、怪奇課のICP内部での位置づけを説明しているんでしょう。
「BAR JANIS」で登場した頭部だけのよく分からない物体「ウル」は、イモちゃんと同じ種族「ナビ人」なんだそうです。正確な名前は「ソルジャーウル」。CVは黒田崇矢…ビジュアルとのギャップをネタにするためのキャスティングですかね。(個人的には、「紅」の黒田さん演じる蓮杖は本当に良かった。)
彼らの会話の内容は現段階では詳しくはわかりませんが、ICPが「爆破事件」に関して真実を隠蔽したということがここで分かります。「地球から発射されたミサイル」とかいうのはICPが流したデマだったということですね。


ところで、秋葉たちのクラスに編入してきたほのかさん。秋葉さんは彼女を尾行しますが、いつのまにか背後に回られて銃を突き付けられます。秋葉さんが1話のときと同じように銃で撃たれて倒れますが、銃声の効果音とかがファンタジックでなんとも危機感が薄いです…
イモちゃんは秋葉さんの居場所がわかるようになっているんですね。ほのかさんも「宇宙をかける少女」なるキーワードをつぶやいていました。この言葉に何かしらの意味を持たせているんでしょうが、やはり「時をかける少女」のパロディに後付けの意味っていう印象ですかね。
CMを挟んでBパートになると、これまたいきなり場面が変わって秋葉は路面電車の中に。秋葉さんはほのかさんに眠らされてレオパルドの内部につれてこられたようです。「レオパルドはキング、敵に取られれば終わり。そしてあなたはクイーン」と抽象的なセリフをほのかさんは言います。


場面は変わっていつきさんとウルのシーン。分かりづらいですが重要なシーンです。ウルがいつきに見せた画像は1話でレオパルドがICPの警官たちに向かって撃とうとしていた何か。(私と同じくテレビ録画をしている方は、1話の20分51秒のあたりに同じ絵があるかと思います。)そしてそれは「反物質砲」といって、「磁気チェンバー」なるものが故障していたために不発に終わりました。レオパルドは自己修復機能によって故障しているパーツを探し求めることになり、行先はデータベースで検索すればすぐにわかる…という内容です。


前回と同様レオパルドの落とし穴に落ちた秋葉さん。あの穴が繋がっている場所はいろいろあるようですね。「ゴールデンオーブ、磁気チェンバー…レオパルドに必要」と、ほのかさん。直前のシーンの補完も兼ねて、どうやらほのかさんがウルさんの言うところの「レオパルドの自己修復機能」を担っていることがわかります。秋葉さんはわけもわからず「キューテクター」なるものを装着することに。どんな状況になっても目を輝かせていて、そうとう図太いお方です。
秋葉さんとほのかさんはQTアームズに乗ってゴールデンオーブを取りに行くことに。不法侵入をし、セキュリティ装置を破壊し、駆けつけてきたいつきさんに攻撃を仕掛ける…とやりたい放題のほのかさん。戦闘ののちにいつきさんはほのかさんを退けます。(ロボットの戦闘は個人的にあまり魅力を感じないので、今後も含めてこの手のシーンは基本的にコメントを控えます)
QTアームズから飛び降り、無駄にくるくると回ったのちにきれいに着地する秋葉さん。操作パネルのもとに向かうにしても、無駄に体をひねらせ、きれいに宙返りして見事に着地。「キマったあ〜」と、いったい何がしたいんだ(笑)
いつきさんが秋葉さんに追い付き、秋葉が銃を突き付けられたところで虫のような何かが現れて次回に続きます。


今回もハイクオリティな映像で非常に良かったです。秋葉が体操のまねをするシーンとか、ああいう遊びに力を入れる余裕があるのは素晴らしいですね。かなりハイペースで進むので油断すると置いていかれてしまいますが、決して雑な脚本ではなのではなく密度の濃い30分間になっています。


以下は雑記
空の境界第6章を先日見に行きました。相変わらずクオリティの高い映像にたいへん満足しました。鮮花と式は同じ服を着るとあんまり見分けつかないですね…髪の長さくらいですか。


・「喰霊-零-」のキャラソンが出るそうですが、どうしましょうか…
キャラソンは全然興味がなくて今まで買ったことがないんですが、喰霊なら買ってもいいかも。Tatshさんが書いている曲が収録されるそうですし。vol.1…ってことは続きも出すんでしょうね。そのうち上松さんも曲を書きますかねー。そらかけもキャラソン出るらしいけどこっちはとりあえずスルー。


・RIDE BACKは第1話を見ましたがあんまり興味が持てなかったので切ります。


ドルアーガの塔 第1話
去年の4月に放送したアニメ「ドルアーガの塔」の第2期というか分割2クールの後編ですね。ドルアーガを討伐したジルたちには大した褒賞も与えられず、ファティナは観光案内で生計を立てているようです。ジルはカーヤを兄貴に連れていかれたショックでひきこもりに。互い不本意ながらもファティナとジルがくっつくことになりましたね。鎧のお方が2クール目にして初の顔見せ。新キャラのカイにカーヤの無残な姿を予見されて、ジルは再び塔を登ることになりました。
横1話は見てないんですけど、なんだったんでしょう。よく分からないんですけど、スルーしていいですかね。
1クール目はギャグパートがなかなか笑えて見ていました。2クール目も意外と面白そう。