化物語 Blu-ray Disc vol.1 「ひたぎクラブ」

せっかく買ったし、何か簡単に感想を書いたほうがいいのかな。
パッケージ版では放送版からいろいろと修正が入っていますが、取り立てて大きく変わったわけではございません。羽川が最初に出てくるときに、放送版では猫のシルエットが出てきたところが、BD版では化け猫の羽川が描かれています。まあ、他にも作画修正が入っているかもしれませんが、きっと誰かが比較対照の記事を書いてくれるはずです。1話にオープニングがついて、1話と2話のエンディングがウエダハジメver.になりました。まあ分かってたけど、放送版はただ単に間に合ってなかっただけなんですよね。2話で本編の尺がエンディングに食い込んでいたけれども、それは修正されました。(修正されただけでなくて、修正前の放送版も特典映像として収録されています。)そして「普通の」次回予告が付きました。しゃべっている内容は公式サイトで公開されている「長編」版で、映像は次の話数の内容になっています。まさか次回予告まで修正はいるとは思っていなかった。
化物語はコメンタリーが特殊で、キャラが自分たちが出ているアニメを見ながら喋るという設定で、西尾維新が脚本を書きおこしています。相当なセリフ量が詰め込まれていて、特に堀江さんの息継ぎの音が結構入っていて、大変そうでした。


あんまり感想を書いていなかったので、1話と2話について書き足したいことを少し書きます。
傷物語も読んだので、1話冒頭の傷物語のシーンも意味がわかりました。まあ原作読んでれば、確かにポイントを押さえた100カット余りだとは思えますね。最初見た時はさっぱり意味不明だったんですけど。


・1話で暦が羽川と喋っているシーンで、シャーペンをいじりまわすところ。コメンタリーでしゃべってたけど、あれはエロスの表現だったのか。羽川の胸のところにシャーペンをもってきて弄らせることで、羽川の胸をいじっているかのように見せたかったんですね。


・2話ではとにかく「数字」を使って画面をつないでいましたね。部屋の外部の「3F」の文字から部屋の内部の「3本のろうそく」に繋がって、カウントダウンするかのように「神前の2本のろうそく」そして「1本のろうそくが吹き消えるカット」に繋がる。忍野がひたぎに数を数えさせている間、またしても何本かのろうそくを映して、9まで数えさせた後、ひたぎに9つの質問を投げかける。9つ目の質問で、ひたぎが母親のことを告白するときに、ひたぎの右後ろに9本のろうそくが映る。




かなめも 最終話
毎回冒頭と終わりに挿入されるかなの天国にいるおばあちゃんに向けたモノローグ、あれが実は、かなが毎日つけていた絵日記だったと、最終話で唐突に明かされる。そのノートがちょうど使い終わって、風新新聞の面々から新しい日記帳をプレゼントしてもらう。かなの風新新聞での生活が一つの節目を迎えて、そしてまた続いていく。素晴らしい最終回だ。