宇宙をかける少女 Blu-ray Disc vol.4


宇宙をかける少女 Volume 4 [Blu-ray]

宇宙をかける少女 Volume 4 [Blu-ray]

今回はジャケットも高嶺さんで、ピクチャードラマと小説も、高嶺さんの話。高嶺さんは椛島さんの理想を詰め込んだキャラクターだと、椛島さん自身が言っているので、もっと出番を増やしてあげればよかったんではないかと思います。
・ピクチャードラマで言っている、「あの人」って、誰でしょうね。高嶺さんと同学年だったエミリオさんな気がするんですよね。でもエミリオさんは風音さんが好きなんで…
・ノベルの方は、7話でいきなり全滅してしまった「獅子堂影組」の一人「お松」の話。お松が死ぬのが分かっているだけに読んでいると切ないね。あと、やっぱり高嶺さんにも秋葉さんと同じ血が流れているんだなあ、と思わされてしまった。


26話まで見た後で考えると、そらかけ全体を第一部と第二部に分けるなら、線を引くのは9話でなくて、12話ですね。その中でも、前半の1〜12話を二つに分けるなら、やはり9話が境になる。1〜8話は、7話でネルヴァルを退け、順調にレオパルドの自己実現を達成していく獅子堂家の様子が描かれていて、10〜12話は立て続けにネルヴァルに敗北する獅子堂家が描かれている。10話でアレイダに獅子堂家を襲撃され、11話でナミさんを奪われ、12話でカークウッドを乗っ取られ、獅子堂家も9話の壮絶なバッドエンドと同じような運命をたどるんじゃないかと、そんな風に思わされる構成になっています。


・9話でレオパルドが言っている「鬼を利用するものは、いつか鬼に滅ぼされる」というセリフの意味は、最終話まで見た今なら点検できます。このセリフは、9話の中ではネルヴァルが秋葉さんに滅ぼされるということだけど、本編においては、「鬼」あるいは「鬼を利用するもの」はネルヴァルでは無く、「鬼」はレオパルドのことで、「鬼を利用するもの」が獅子堂家でした。


Blu-rayで見てみると、10話の作画ってちょっとひどいね。第二原画にフロントラインがいたせいだろうか。
・公式サイトの隠しページにあるベンケイのフラッシュ、まだ生きているのか。
・神楽さんは獅子堂姉妹の祖母にあたる人物のようなので、11話のナミさんの「おかあさん…」というセリフは、別に実母を意味しているわけではないと、わかりましたね。このセリフはでも、「教母様」っていう意味ともまた違う。ナミさんにとって、神楽さんは決して縋るような存在ではないですから。「悪い虫」から自分を守ってくれる人、ということの暗喩でしょうか。


・今週末のワンホビ10でそらかけの御三方が来てライブをやるそうな。まさか次があると思ってなかったな。そらかけのイベントはこれで最後な気がする。今度こそは始発で行って何としても見たい…
・「Espacio」でちょっとCeuiさんが好きになったので、「Glassy Heaven」を買いました。「光と闇の果て」は入ってないのか。「mellow melody」とかはやっぱ良いですね。