「大正野球娘」「化物語」「CANAAN」ほかいろいろ


週末に感想書くのをさぼったので、手短に「野球」「化」「CANAAN」をまとめて。


・大正野球娘 第3話 「娘九つの場を占めて」
小梅たちが部室を貰って、そこを整備して練習を積み、さっそく朝香中学に練習試合を申し込むけれど、たった1回でコールドにされてしまう話。小梅の運動神経の良さが、朝男子学生とぶつかったところとか、部室の周辺を整備しているときとか、節々で見せられていて、今後ポジションが見直されて、チームが良くなっていくんだろうなあ…と感じました。小梅はいつも小走りで行動していて、それがなんだか可愛い。
小梅たちのチームの練習風景を描いたシーンは、見事というほかないですね。バットを振る音、バットがボールに当たる音、ボールを投げる音、ボールがグローブに収まる音…等々がリズムを作って、練習がリズミカルに進んでいっている。巴がデッドボールばっかり投げて環が怒り出したり、コミカルな描写もたくさんあって、画面に引きつけられます。
ちなみに私は雪が一番好きです。なんか、能登麻美子!って感じがしていいですよね…って何を言っているんだ私は。


化物語 第3話 「まよいマイマイ其ノ壹」
噂に聞いていた通り、ほとんど公園で喋っているだけだった。それ自体は悪くないんだけど、間を持たせるために変なカットを入れたり、キャラクターの顔をひどく崩してギャグ顔にしたり、そっちの方が受け入れられない。これなら前回のAパートの、ひたぎが着たり脱いだりするほうがましだったかも。どうにも1話のカッターとホチキスのような刺激を求めてしまう。まあ、ひたぎが相変わらず可愛いのでそれでいいですけど。


CANAAN 第3話 「阿断事」
前回死んだ老人の「弟」は、自分がカナンに殺されるために、狂言を仕組んだのか。なんでそんなことをしたんだろう。
どうにも「CANAAN」には節々に違和感を感じる。「すごい!」しか言わないマリアも変だし、ハッコーが御法川の目の前で水浴びをしているのも変だ。なんというか、マリアの場合は「カナンと仲が良い」ということを見せるために成立していない会話を無理やりさせている感じがするし、ハッコーの場合はただこの水浴びのカットを描きたいから無理やり置いたっていう感じがする。コンテが岡村さんになったからというよりは、そもそも岡田麿里さんの脚本に隙があるような…


・「バスカッシュ!」がファンタジーめいてきたなあ…創星伝説て。来週と再来週は森田繁脚本らしい。

ピクセルビーの「オンガク」を委託で発見したので買いました。表題曲にもなっている2曲目の「オンガク」がすんげえ良いですね。

・ラブジュの夏の新作は延期になったのか…泣きそうだ…。ピアノ曲集が代わりに出るらしいけど、限定100とか買えるのかな…

・週末に何をしていたかというと、用事があったわけではなく、「シムーン」のDVDを借りてきて見ていました。今まで見たことがなかったわけですけど、西村純二さんと岡田麿里さんの組み合わせには定評があるようなので見てみたら、すごく感動しました。特に第20話は泣けるね。マミーナが髪を切り落としてロードレアモンに届けたのは、自分のために三つ編みを切り落としたロードレアモンへの返事、そして「みんなと友達になりた(かった)」という意思。最終話で大人になったロードレアモンがマミーナと同じ髪型をしていたのにも泣いた。
シムーン」ではずっと戦争をしているわけですけど、戦争の「敵」はすごく抽象的な存在として描かれていて、具体的な形を取ることは少ない。シムーン・シヴュラたちは戦争を鏡にして「絶望」と戦っていたように思える…この辺にしておくか。今さら「シムーン」のことを書いても仕方ないし。
しかし止め絵がすんげえ多かったですね。「true tears」においても止め絵が多用されていたけど、あれはまだましな方だったのか。ちょっとしつこいかな…と思った時もあったけど、止め絵のカットで泣いたところもありましたねえ。あと、小林七郎さんの背景に、アルクス・プリーマのCGってどうなのさ…と思わなくもない。