宇宙をかける少女 第26話 「あしもとに宇宙(そら)」


おはようございます。いよいよ宇宙をかける少女も最終話になりました。OPもEDもなく、尺がキツキツの最終話になりました。一番最初に前回の秋葉さんの「無理をした」決意について触れておくと、秋葉さんがレオパルドを殺す決心をした、という風にミスリードされていて、実際は「あたしにしかできないこと」の内容は、レオパルドを「プリンス・オブ・ダークネス」の手から救うこと、となっていたんですね。私と同じように騙されていた人たちは、途中まで秋葉さんがレオパルドをどうするのかハラハラしながら見ていくことになりますが、秋葉さんがレオパルドに語りかけるあたりでそれに気付けますね。


レオパルドを殺す作戦を本格的に動かし始めた風音さんたち。その算段は、「7つの太陽」からのエネルギー供給を遮断し、QTローズを無効化すること。しかし、ゆぴたんの指摘する通り、「7つの太陽」を物理的に破壊することは無理なので、レオパルドからプロキシマの冠を切り離す、という方針を立てます。その役割を長老たちが担い、QTアームズ部隊…いつきさんとブーミンはレオパルドからの迎撃を可能な限り阻止して道を開き、秋葉さんとほのかさんたちイグジステンズは、レオパルドへの精神攻撃を行う。この一分間の風音さんの早口の語りをちゃんと聞かないと、最終話の着地点が見えてきませんね。神楽さんはナミさんの係。神楽さんは風音さんに自分が今までやてきたことについて簡単な懺悔をします。神楽さんは、自分の犯した罪の責任を取るという意味だけでなくて、自分と同じだけの罪を犯したナミさんを救ってあげたいという気持ちがあるんでしょうね。
風音さんの作戦開始の合図で、ICPのQTアームズ、ブーミン、いつきさんとほのかさん、秋葉さんが順々に出動していきます。神楽さんは「私の命が尽きる前に…」とずいぶん気になることを言っていますね。神楽さんの「寿命」というのは元老院の3人のように、単純に年をとってというより、たぶんほのかさんの「寿命」に近いのでしょうね。EX-QTを使うたびに命を削っている、ということですか。年を取っていないのもその辺が理由なんだろうなあ、と見当がつきますかね。ナミさんはレオパルドからコウモリのようにぶら下がって、狼のような遠吠えをしてドローンたちと一緒に飛び立っていきます。


ネルヴァルは前回唐突に出てきた一体のフルカウルを連れて、イモちゃんと一緒に行動しています。このフルカウルから「エクスクルーシヴ・コントロール」の波が発せられていますね。この中には何が入っているのか結局明かされないままでしたが、ネルヴァルの仮の姿のドロイドが入っているとかそんな単純なことではなくて、もっとネルヴァルの本質に近い何かが入っているはずです。もはや秋葉さんたちと敵対する理由もなくなったネルヴァルは、秋葉さんを傷つけないとイモちゃんに約束し、イモちゃんと協力して、「レオパルドとの因縁に終止符を打ち、カークウッドを奪還する」という当面の目標に向かっていくことになります。
クサンティッペの近くに漂流してきたつつじさんは、かつて生徒会の仲間だった時雨さんと、通信を通じて再会します。つつじさんは生徒会に戻らないか?と持ちかけられてそれをにべもなく断り、すると時雨さんが「そんなこと言って、かわいこちゃんが台無しだぜ?」とキモい投げキッスをしてきて、つつじさんはそんな会長の言葉に真っ赤になって、鞭を通信の画面に叩きつけます。ここにきて、かつて公式に一行だけ書いてあった「生徒会長である時雨に憧れている」という設定が、生かされやがった(笑)。苦境をくぐりぬけて逞しくなった今のつつじさんと時雨さんの掛け合いは、確かに一度見てみたかったんですよね。つつじさんは「ラーメンが伸びるぞー」と空気の全く読めない呼びかけをするベンケイにも、ついでに鞭を浴びせます。そうしているつつじさんとベンケイのもとに、クサンティッペのところと同時に、ネルヴァルから通信が入り、「いろいろ事情はあるだろうが力を借りたい」と打診されます。
レオパルドに向かう秋葉さんたちとレオパルドから迎撃に来たナミさん・ドローンが派手な戦闘を繰り広げます。高嶺さんがラーヴァナに付属している2本のブレードでドローンを叩き斬り、秋葉さんが進む道を開けます。いつきさんたちがドローンを食い止めて、秋葉さんとイグジステンズはレオパルドの中へ。椛島さんが作監の回はこういう戦闘シーンの出来の良さが際立ちますね。7話然り、12話然り。「プリンス・オブ・ダークネス」の中で目覚めたレオパルドの自我は、自分もろとも「プリンス・オブ・ダークネス」の破壊に繰り出してくる(ようにみえる)秋葉さんたちを見て慌てふためきます。ナミさんはいつきさんたちと一緒に出動してきたICPのQTアームズをひたすら壊しています。そらかけは人が死んでいないようで、こうして名もないモブキャラたちは、今まででも結構死んでいる。ナミさんを神楽さんのタキオン・ソードが襲い、ナミさんと神楽さんの決戦になります。神楽さんは最初に「弟子をいさめに来たの」と前置きしているけど、その言葉の通り、神楽さんは軽く流している感じで戦っているのに対して、ナミさんは最後の方で息切れをしていて、2人の間に歴然とした力の差があります。神楽さんが「このまま力の酷使を続ければ死ぬ」と警告すると、ナミさんは「上等じゃん死んでやるよ!何もかも道連れにしてね!」と切り返してきて、神楽さんは「物分かりの悪い子は、体に教えるしかないか」と、本気モードに。ここの一連の戦闘シーンも、タキオン・ソードとプリマ・ヴェーラがぶつかる音がリズムになって、テンポよく進む戦闘シーンになっていました。あと、ナミさんが神楽さんに「勝手すぎるよ!」と言って指をさすところで、なんかナミさんの指が異様に長かったですね。


レオパルドの内部に侵入できた秋葉さんたち。秋葉さんがレオパルドのドローンから反撃を浴びると、ほのかさんたちイグジステンズが次々にドローンを撃墜していって、ほのかさんが「秋葉は私たちが守る」と言います。一連のシーンは何気ないようで、ほのかさんは汗だくになっていて、ちょっとした戦闘でも疲れてしまうくらいに衰弱している様子が表現されています。冠の切り離しを任されている桜さんと長老たちも同時にレオパルド内に侵入していて、冠の柱に爆弾をセットしていく段階に入ります。その様子に気付いたプリンス・オブ・ダークネスは、風音さんたちにレオパルドキャノンの砲口を向けます。秋葉さんたちは時計台の袂にあるレオパルドルームへのトンネルへと急ぎますが(時計台の袂にあるというのは、ここで初めて知りました。いつも電車で行っていましたからね)、「ハイパードライブを使った超空間断層」なるものによって秋葉さんたちの行く手が阻まれます。
こうして邪魔者を排除したプリンス・オブ・ダークネスは、「どこを吹き飛ばしてやろうか」と考えながらゆっくりと発射準備をします。中の人のレオパルドは慌てふためくばかり。そこにクサンティッペが「レオパルドのくせに生意気なー!!」と叫びながらジャンプアウトしてきて、修復した尻尾でレオパルドの砲口を絡めとり、向きをそらします。これって昔予告でやってた、クサンティッペジャイアンをやるときのセリフですよね(笑)。本編でもやりやがったのには大いに笑いました。それに続いてベンケイとネルヴァルもジャンプしてきてレオパルドを取り囲みますが、レオパルドは「剣」から電磁波を放って、3人の動きを封じます。これはレオパルドが木星に行ったときに陥った状況と近いんでしょうね。突然のネルヴァルたちの出現に、風音さんは咄嗟の判断でネルヴァルとコンタクトを取り、「私たちもレオパルドを倒すための作戦中なの。勝手に動かれると総崩れになりかねない。こちらの指揮下に入ってもらえないかしら。そのうえで頼みたいことがある」と持ちかけ、ネルヴァルの承諾を得ます。この「頼みたいこと」というのが、今回最終的に用いられた、プリンス・オブ・ダークネスをネルヴァルのドロイドに転送して、ドロイドごと葬る、というものだったわけですね。風音さんが最初どうするつもりだったのか、レオパルドごと破壊するつもりだったのか、プリンス・オブ・ダークネスだけを何とかして取り除くつもりだったのかは分からないけど、風音さんは咄嗟の判断で、後者の作戦が今の状況では最も有効と判断したんでしょうね。そしてフォンの指示で、イモちゃんはいつきさんの手によって秋葉さんのもとに送り届けられることになります。


おそらく風音さんの作戦で、クサンティッペが囮になっている間に、ベンケイが「7つの太陽」を大きな膜で覆って、レオパルドへのエネルギー供給を遮断します。そういえば、初期のころにレオパルドが太陽の光を嫌がるシーンがありましたよね。こうして見ると、そのときのレオパルドは本能的に「7つの太陽」やそれに関連して「プリンス・オブ・ダークネス」を想起して、恐れていたのかもしれない。レオパルドはベンケイに向かっていき、それに応じてつつじさんは、ベンケイをレオパルドに向かって突進させます。レオパルドはベンケイのボディに「剣」を突きたてますが、つつじさんが叫んでいる通り、ベンケイのハリボテボディが厚くて致命傷を与えることはできず、代わってベンケイが自慢ののこぎりで冠を切断します。風音さんはその様子をモニター越しに見ていて、「すごいわ、つみれさん!」と、称賛の声を上げますが、最後の最後まで間違って名前を覚えたままでした(笑)。
「超空間断層」より先に進めずに立ち往生していた秋葉さんたちのもとに、いつきさんがイモちゃんを送り届けます。秋葉さんとイモちゃんは再会を喜び、イモちゃんはフォン博士から預かった言伝を秋葉さんに伝えようとしますが、改造を施されたQTアームズを見て唖然とします。「旧大戦時代の骨董品」だというQTアームズに改造なんかをしてしまったのが、イモちゃんにはショックだったよう。秋葉さんがイモちゃんのセリフに首をかしげて、「ごめん、全然気付かなかった」って言いますが、初見のときにはサラッと流してしまいましたが、改造を施されたことにすら気付かなかったという意味か(笑)。フォン博士の言伝というのは、秋葉さんのQTアームズはQT増幅器のリミッターを解除すれば、QTの力を無限に増幅できて、秋葉さんが強く念じればレオパルドのもとにたどり着けるかもしれない、という内容。まあ反則臭い気もしますけど、それを言い出すとQTという能力自体が反則じみているので、今さらですから、スルーすることにしましょう。QTアームズに乗るのが怖い、と昔言っていたイモちゃんを気遣って声をかけると、イモちゃんは「怖いのはお嬢様と一緒です。私もお嬢様と一緒に頑張ります」と力強く言い切って、イモちゃんの操縦のもと、秋葉さんたちは断層の中に突っ込んでいきます。


神楽さんとナミさんはクサンティッペか、カテドラル・ベンディスカか、そのあたりに場所を変えて戦いを続けていたんでしょうか。あたりにフルカウルがたくさん置いてある場所で、ナミさんはQTの使い過ぎでへとへとになり、神楽さんは息も切らさずにナミさんを追い詰めます。神楽さんはナミさんからプリマ・ヴェーラを奪い取ってたたき割り、するとナミさんの服装が真っ黒のQテクターから私服に変化します。ナミさんは力を失ってその場に倒れこみますが、神楽さんはそんな状態のナミさんを置いて「あとは自分で考えて行動しなさい」と言い残して去っていきます。ナミさんが「なんて勝手なの、どいつもこいつも」と文句を言うと、神楽さんは「あなたはいつも誰かに依存しているのよ、ナミ」と返事をします。こんな状態から、ナミさんは脱出ポッドに乗って獅子堂家に戻ると決めただけ、ずいぶんましですよね。全体を通して、ナミさんはやはり、ちょっとおいたが過ぎる子供という印象で、今回の神楽さんのナミさんに対する態度が、それを決定づけていましたね。反省して獅子堂家に戻ってくれば、ナミさんはそれで良いのでしょう。
秋葉さんたちは断層の中を突き進んでいって、巨大化したレオパルドと遭遇します。これはどんな状況になっているかというのは、なかなか解釈が分かれるところだと思う。ここがレオパルドのイメージが投影された空間だとか、そんな風に見るのがいいかもしれません。秋葉さんはいつきさんとほのかさんにイグジステンズによる精神攻撃を命ずるよう迫られて、一瞬迷いの表情を浮かべた後に、きりっとした表情に変えて、イグジステンズたちに命令を下します。ほのかさんの「プロト・アルヴァクル」からもイグジステンズの霊体が出てくるところが新鮮ですね。プリンス・オブ・ダークネスの中のレオパルドは精神攻撃を食らって慌てふためき、一瞬、プリンス・オブ・ダークネスに代わって、レオパルドの自我が表面に出てきます。秋葉さんはそれを見てほのかさんたちを強制的に引っ込めてしまいますが、すぐにプリンス・オブ・ダークネスに戻ったレオパルドは「フン、バカめ!」と秋葉さんたちを嘲笑って、イグジステンズたちといつきさんをコロニーの外に放り出します。秋葉さんはイモちゃんが持ちこたえたおかげで、放り出されずに済んだっぽい。レオパルドは残りのエネルギーを使って反物質砲を撃とうと準備を始めます。秋葉さんはプリンス・オブ・ダークネスの中にレオパルドが居る、と確信して、QTアームズから出てきて「さっさと出てきなさいよ!」と叫びながら、レオパルドの目玉にキックをします。秋葉さんの頬に浮かんだハートマークっぽい模様は、なんでしょうねえ。増幅されたQTの証かもしれないし、あるいは神楽さんから受け継いだ「願い」というのが形になった、とか。レオパルドの目玉は割れて、秋葉さんは中にいるレオパルドと対面します。すると、レオパルドの目玉から光があふれて、心象世界じみた超空間断層というのが崩壊し、レオパルドは元のレオパルドルームで意識を取りもどします。すると、今度はレオパルドとプリンスの立場が入れ替わって、心象世界の中の矮小なプリンスを巨大なレオパルドが見降ろす、という構図に変わります。そこにフォンから「やつに触れるなレオパルド!また乗っ取られるぞ」と警告が入って、フォンと一緒にいたネルヴァルのエクスクルーシヴ・コントロールで、プリンスの意識はネルヴァルのドロイドに転送されます。このへんはなんか、ずいぶんと急いでいてカットが飛んでいる印象がありました。まあ逆に言うと、このくらいの影響で済んだのはましだったのかもしれませんが。
レオパルドはネルヴァルから、残りの一撃でカテドラル・ベンディスカごとプリンスを撃て、と言われます。「迷わず撃てレオパルド!撃つのだ!お前自身の負の姿を、この父の犯した罪とともに!」となかなか熱い言葉を言われて、レオパルドは涙ながらに…ではなく、「喜んで!!」と叫びながらレオパルドキャノンを発射します。ネルヴァルの姿をしたプリンスは消滅、カテドラル・ベンディスカも大爆発を起こしました。ネルヴァルも消滅したわけではなくて、どうやらボアシップに回収されたようで、煙の中から脱出していくボアシップが映ります。レオパルドの反応は思惑通りだった、とネルヴァルがフォンに言いますが、唖然としてたくせに(笑)。


ネルヴァルは「これで罪が許されるわけではない」と長老たちにくぎを刺されながらも、それを飲んで「クサンティッペとベンケイのことは少し考えてやってくれないか」と打診します。風音さんたちはレオパルドルームに移動してきて、レオパルドコロニーと一緒に復旧していくカークウッドの姿が映ります。レオパルドルームに秋葉さんはいなくて、ハイパードライブでどこかに飛ばされたそう。しかし、レオパルドなら行方を探せるはず、と神楽さんが言います。「たまには本気を出しなさいよレオパルド。一人が無理なら、手伝いを頼んで」と神楽さんに言われ、レオパルドはクサンティッペやベンケイの協力を得て、秋葉さんを探します。ベンケイはこのときについでに脱出ポッドに乗ったナミさんを発見します。風音さんたちも総動員で協力して秋葉さんの位置を探しています。箱に入ったイグジステンズたちも駆り出されていて、「今度のクイーンは世話が焼けるね」「やれやれまったく」「ほのか大丈夫?」と、箱人間たちと同じような感じで文字が浮かんでいます。ほのかさんたちは戻ったらフォンに入院させられるそうで。そうしている間にほのかさんが秋葉さんの位置を特定して、レオパルドと一緒にクサンティッペとベンケイがそこにジャンプしていきます。秋葉さんたちは銀河系の外にいて、ちょうど「あしもと」に銀河が広がっています。いつきさんとほのかさんがレオパルドから飛び出してきて、秋葉さんと再会を喜びます。クサンティッペは「この気持ちを歌にしようかしら」と言っていて、外側のパネルに初音ミクが映っていて、これがクイズラリーで予告されていたことだったんですけど、これだと「クサンティッペ初音ミク」に見えて、ミクの歌を批判しているようにしか見えないのは私の目が汚いからでしょうか(笑)。ベンケイとつつじさんはナミさんを回収していて、「こんなのはしょせん他人のドラマ、私たちには私たちのストーリーがあるのよ」とベンケイに言って、帰還するように命じます。いつものように「お前の言っていることはさっぱりわからん」とベンケイに言われると、つつじさんはベンケイに答えるのと同時に、ナミさんにも進言するかのように「自分の道は自分で切り開く、それだけのことよ」と言います。最後に、秋葉さんとイモちゃん、いつきさん、ほのかさんが手を取り合っている姿が映って、終幕です。


結局獅子堂家は何をやっていたかというと、「50年前の清算」をずっとやっていたんじゃないかな、と思います。突然プリンス・オブ・ダークネスなるやつが敵になってそいつを倒して万歳、みたいに見えるかもしれないけれど、それは獅子堂家が50年前にレオパルドを体よく利用した代償で、現世の人が自分たちの都合だけを考えて推し進めた「レオパルドの自己実現」が、50年前と違って完全にマイナスに働いてしまった、というのが本筋だったと思います。あと、秋葉さんとレオパルドの物語というよりは、秋葉さんとイモちゃんの物語だったような印象ですね。結局ネルヴァルを改心させたのはイモちゃんですから。
やはりもうちょっと尺があれば、もう5分尺があれば、アフターストーリーをやってほしかったな、というのはありますね。獅子堂家はその後カークウッドの再建にとりかかって、いつきさんはフルカウルから解放された両親とともに暮らしていて…っていう感じですか。「寿命が近い」ほのかさんや神楽さんはその後どうなるのかとか、ネルヴァルの言う「新たな循環」とはなんなのかとか、いろいろと投げっぱなしになっている伏線はあるわけですけど、そのあたりを軽く触れてほしかったです。その辺はあんまり大問題って言うわけでもないので、想像に任せるっていうのでもよいし、あるいは7月に出るドラマCDで補完されるかもしれませんね。でも、炎上したえにぐまの神楽メモだけは、なんとかしてほしかったなあ(笑)。毎晩あの中身が気になっていただけに、ちょっと許しがたいものがありますが、そのうち補完してくれるなら、まあそれでもいいでしょう。例えば「過去編」で、命をかけた決戦に出る前夜の神楽が、遺言としてメモを書いてコルクボードに張るとか、そんな燃えることをやってくれるなら、帳消しにしてお釣りがくるほどですね。


よく考えないと全く理解できないアニメだったんですけど、最後まで見て、とにかく超絶面白かった。今後のそらかけの展開があればもちろんフォローします。途中でシリーズ構成が後退したりしてすごく大変だったと思いますが、最後まで作画を頑張ってくださったサンライズ8スタのみなさんは本当にお疲れさまでした。今後も椛島さんをはじめ8スタの作品に大きな期待を寄せております。
来期以降は、たぶん「シャングリ・ラ」くらいの長さを目安に、できれば3本以上の感想を書きたいかな、と考えておりますが、同じくらいはまるアニメがあったら、たぶんまた次々に感想を切っていくことになってしまうと思います。


サンライズの特設ページのURLを推測するだけに成り下がったクイズラリーは、一応完走しました。1時間近くかかった。