バスカッシュ! 第9話 「アイドル・アタック」


バスカッシュが7話からまた面白くなってきた。
エクリップスのライブステージから始まって、シトロンによる「nO LimiT」の曲紹介からOPにつながるアバン。冒頭に観客の歓声が入り、今回は「ライブ版」にアレンジされたOPとなりました。今回はエクリップスの3人とバスカッシュの試合をやる話。温泉街でたまたまルージュとダンが出会ったのを機に、その時に撮られたダンとルージュのキスシーンの写真がばら撒かれ、ルージュはダンを公式に恋人発言をし、どういうわけか唐突にバスカッシュのチームを組むと言いだしたエクリップスの3人と試合をする運びに。しかしこの子たちもバスケやるとは思ってなかったですね。


そこまでテンポ良く進めていって、バスカッシュの試合に時間をかける構成。ダンたちはブーイングしかない完全にアウェイな空間で、1曲終わるまでにという時間制限のもとでバスカッシュの試合が組まれます。1曲終わるまでって、バスケがそんな短い時間で終わるわけないじゃんって思ってしまうけど、確かに毎回5分ちょっとでバスケが終わっているわけですよね(笑)。しかも、今回はちゃんとバスケの試合になっている。今までのただ弾けていただけの試合じゃなくて、短い時間の中でゴールの数を数えながら、緊張感を持って画面を見ることができます。ダンからのジグザグのパスを受取ってアイスマンがダンクシュートを決めるところとか、すごく気持ちがいい。しかしダンたちは、とてもアイドルユニットがニワカで組んだとは思えないビッグフット捌きに苦戦し、次々とゴールを決められ、点数は6対2に。ダンスをするかのようなステップを踏むエクリップスのビッグフットの癖を見抜いたアイスマンが、鮮やかにボールを奪い取ってゴールを決め、2点差に縮めます。しかしそこで、残り時間が1分46秒だと、アランからダンにメッセージが投げられ、それに気を取られている隙に回ってきたパスにダンは反応できず、流れ弾がルージュに激突、ルージュは転倒。ここで試合終了になるかと思われましたが、マイクを持って登場したアランが続きを歌い始め、エクリップスのメンバーやそのファンもそれに同調して、無事に試合は続行されます。「ランニング・オン」釘宮理恵バージョンの流れる中、ダンたちとエクリップスは1分46秒しかないはずなのに次々と点数を増やし、10対10。そして、残り48秒で曲も最後のサビに入ったところで、ダンに向かってアイスマンからパスが投げられます。デストロイ・ボールを受け止められるようになったダンはそれをしっかりキャッチ、そしてルージュがブロックしようと飛び上る脇からボールを抜けさせ、得意のジグザグの軌道でゴールを狙います。釘宮さんの歌を締めくくるかのように、ゴールのリング上をバウンドし続けるボールは非常に緊張感があっていいカットだ。そして曲が終わるのに合わせて、リングからボールが弾かれます。結局この試合でも、ダンはゴールを決められなかった。第1話でダンクに失敗してから、ダンが試合でゴールを決めた瞬間はいまだありませんね。やはりダンが妹のトラウマを払拭するまで、ダンがゴールを決めることはないでしょう。
ダンたちの試合を引き分けで終えたエクリップスは、ソーイチの部下でエクリップスのマネージャーのヤンに頬をたたかれます。エクリップスバスカッシュをやるために結成されたユニット、らしい。そして次回予告で言っていた通り、OCBのリーグに参戦するのかな?


釘宮さんは2種類の声を出すだけでなく、アランの声でエクリップスの曲を歌うなんて、本当にお疲れ様です。あと今日は、途中でルージュが秋葉さんと同じようなリストバンドをつけていることに気づいてしまい、それ以降それが気になって仕方なかった(笑)。