宇宙をかける少女 第4話 「まつろはぬ者達」

前回無事にゴールデンオーブを盗み出すことに成功した秋葉さんとほのかさんですが、レオパルドに足りないパーツはまだまだあるようで、今回も泥棒の続きを行います。

まずアバンで「国際コロニー技術見本市」にキャンペーンガールとして忍び込んだ秋葉さんとほのかさん。ほのかさんは顔色を変えずに会話と撮影を同時にこなしていますが、秋葉さんは割と会話に夢中で愛想を振りまくのがおざなりになっています。かといって笑顔でピースするとレオパルドに「真面目にやれ!」と怒られました。秋葉さんたちは陽動のためにいるようですが、その役割は毛ほども果たさなかったようです。噴煙とともに目的のものを盗み出して、レオパルドは「お前たちに構っている暇などあるものか」と一蹴。ひどい(笑)
盗み出したあれはいったいなんでしょうかね。形的にレオパルドが装着するプロテクターとか?よくわかりません。レオパルドがいじっている秋葉のパソコンは後でまた出てきます。


場面は切り替わって、ブーゲンビリアとミンタオ。彼女たちもすっかり板に付いたギャグキャラですが、悪役だと思っていたICP上層部に対しても
「ましてやお前たちこっぱ忍者の命など風前の、フー」
というセリフで爆笑してしまいました。このアニメであんまりシリアスな路線はやらないでほしんですが、ブラック上層部もギャグキャラで良かった。
しかし彼らはこの事件に獅子堂財団が絡んでいると考えて首を突っ込むのも渋っていたんですね。秋葉の犯罪行為はすべて「獅子堂財団」の名前で握りつぶされていたんでしょう。ブーゲンビリアたちが忍者だというのも初めて知った。ブーゲンビリアたちも秋葉たちのスール学園に潜入捜査をすることになり、そしてその情報はばっちりニーナの側に漏れていて、いつきにも顔が割れてしまいました。


そしてその日、秋葉たちの学園では学園祭が執り行われています。提供・獅子堂財団とのテロップが。イモちゃんのクラスでは「のりものカフェ」をやっていて、ソルジャーウルがしきりに興味を示しています。ああいう戦闘機はきっとサンライズファンの中には詳しい方もいるんでしょうが、私はよく分からないです。すいません。
校内放送で理事長室に呼び出された秋葉さんは、レオパルドが送った犯行予告を見せられます。それはアバンでレオパルドに貸したままの秋葉さんのパソコンから送信されたもの。秋葉さんはほとんど言い逃れのできない状況ですが、エル・スール理事長は「警察沙汰なんて言ったら、風音お姉さんに怒られちゃうわよね」なんて理由で内々に処理しようと思います。そんな理由で無罪放免にしていいのかとこのときは思いましたが、よくよく考えれば「提供・獅子堂財団」っていうテロップからその言葉の真意は分かりますね。今回は親切にもこの個所については後々説明が入ります。しかし、秋葉さんはわりとどんなヤバい状況でも飄々としてますね。そこが可愛いんですが。


今回の犯行予告について鬼の形相でレオパルドに問い詰めに行った秋葉さん。レオパルドの変な格好を見て盛大にずっこけます。あの映像を送ったときにはレオパルドは変装なんかしてなかったですよね。なんでいまになって変装とかしてたんでしょうね。「こんなところでくすぶっていたら、メジャーにはなれん!」というのが犯行予告を送った動機らしい。つまり目立ちたかったと。イモちゃんたちが展示してた戦車もレオパルドって言うんですね、へー。「これから何かするときにはあたしの許可をとってもらう」という秋葉さんは、どうも渋々ではなくてわりと積極的に協力しているんですかね…?彼女がどうしてレオパルドのパーツ集めなんてのに協力しようと思ったのか全然わからないんですけど。イモちゃんはなんかすっかりキャラが変わって、レオパルドをビビらせていました。


泥棒の話とはちょっと脇にそれて、EX-QTと生徒会メンバーの話が展開されます。いつきさんはシリアスな形相で何者かに捕まっていたので、何かあるのかと思ってたら普通に屋台の売り子を手伝っていました。ボンテージまで着て、彼女もたいがい流されやすいですね。そこに「ボンテージ焼き」を買いにきた潜入捜査中のブーゲンビリアとミンタオ。いつきは彼女たちを見て顔がこわばります。遠藤綾さんは今回、不自然でない感じに声に緊張感を出せていて好演でしたね。ブーゲンビリアたちはさすがにいつきの正体に気づいて、さてどうするのか…と思ったところで割とお決まりのように事件が起きます。ここでブーゲンビリアたちが駆けつけていつきはほっと一息…となるかと思いきや、いつきが自ら駆けつけて、挙句かつらを取り去って自ら捜査を開始します。この流れは読んでなかった。いつきは正体がばれるとかばれないとかどうでもいいんですかね(笑)ソルジャーウルはドン引き。ブーゲンビリアたちはいつきの霊だと思って、3話のときのような感じで脱兎のごとく逃げ出します。


話がちょっともとに戻って泥棒の話。ほのかさんは段ボールに入って紅茶を飲みながら秋葉さんに電話しています。うん、かわいい。いや、まあそんなのはどうでもいいんですが、電話の終わりで秋葉の宇宙船の脇に映るこのあからさまな宣伝はなんなんですか(笑)せっかくだからちょっとまとめてみると、手前から
GOODSMILE、BUSHIROAD、Lantis、BUSHIROAD、ASCII MEDIA WORKSCOSPA、GOODSMILE、ICHIJINSHA
です。なるほど、そらかけが作られているのはたぶん提供が金を出してくれているからでしょうから、これはメタ構造になっているんですね。この世界が存在するのはこの人たちのおかげです、と。しかしまあ今期はこんな面白いアニメをありがとうございましたね。でもここはDVDではできればもっと面白いものに差し替えてほしいかな。
ちなみにこの宇宙船が飛んでいるのは、秋葉がレオパルドから学園島に戻っていく途中であると考えられます。


さて、どうしても突っ込まなければならないところがあったので話が脇にそれましたが、いつきさんが暴力事件を追って駆け付けた先のこと。赤い箱をかぶった謎の男が、ほのかさんと同じ能力である「EX-QT(って書くのかな?)」を使って暴れていました。そこに生徒会のメンバーと、そしてほのかさんが現れて、EX-QT同士の戦いが始まりますね。赤い箱の男がアスファルトをはがしてほのかさんにたたきつけてきたのを、ほのかさんはまとめて巨大な岩石のようにして、赤い箱の男にぶつけて、騒動は鎮圧されました。

ちょっと場面をさかのぼって、秋葉さんとフリオさんが車に乗っているところ。フリオはどういう経緯で秋葉と同行しているんだっけ?「学園再編特区」なる重要ワードが出てきました。いつきたちが戦闘していたのも「学園再編特区」ですね。ICPはギャグキャラっぽいので、秋葉たちは最終的にこういう過激派と戦うことになるのかな?彼女たちは(パーツを取りに行っていたとは思えないので)どこに向かっていたか分かりませんが、爆煙をみつけて、それに向かって車を走らせます。

いつきさんのモノローグでは、赤い箱の男がいつきの過去と関係があるようにほのめかされていましたね。いつきの目の下のアイラインは自由に出したり消したりできるのか。ブーゲンビリアたちも同じアイラインを描いていたので、あれはICPのマークか何か?ソルジャーウルに勝手な行動をとったことを怒られるも、真面目な顔で「自分が死んだことを忘れていました」とか返されたら、ちょっとどう言っていいのか分かりませんね(笑)どうやら生徒会長も「EX-QT」であるもよう。それは一体いつわかったんでしょうね。前回いつきと生徒会長が出会ったときでしょうか。


そしていつきたちがいる現場に到着した秋葉さん。このあとフリオさんはめっきり出てこなくなりますが、車を運転して帰ったってことでいいの?あの赤い箱の男は今回目的のパーツを守っていたのかな?いつきさんはもはや秋葉さんに正体を隠そうとせずに「神凪」ですと名乗りました。こうなるといつきさんが今まで変装をしてた意味はほとんどありませんが、いつきさんはやっぱりかつらがない方が可愛いので、次回からもかつら無しでお願いします。いつきさんはまた過去のことを思い出してパニックになった模様。秋葉さんはようやく思い出して、しかしまったく悪びれる様子もなく「ICPの人ですよね〜」とか朗らかに言っています。
そのあとどうなったのかは分かりませんが、秋葉さんはいったん家に戻って、その日はパーツ回収作業は行わない模様。ナミさんが学園祭に行かないのは1話で披露してあった設定が関係しているんでしょうね。レオパルドは秋葉にインターネットを取り上げられてお怒りの様子。これがこのあとの脱衣事件につながるわけですね。


さて、ここで日付が変わりますよ。学園祭2日目です。まずは理事長と風音さんの密談から。「スール学園と獅子堂家は、歴代黒い仲じゃない?」と珍しく具体的な説明が入りました。こういうセリフはこういう場面ではまず言わないセリフだとは思うのですが、不自然でも多少は必要ですよね。どうやら秋葉さんがレオパルドに協力していろいろやっているのは、理事長と風音さんの思惑もある模様。
時間は夜になって、秋葉さんたちはとうとうパーツの回収作業を開始します。場所は赤い箱の男とほのかさんが戦闘をした場所であるということが、「KEEP OUT」となっていることからわかります。「陽電子マトリクス」…今度は下ネタじゃないですよね?いつきさんたちも秋葉さんたちの行動を察知して、姿を消して潜入します。これが「フラットQT」と言っていた彼女の能力でしょうか。ほのかさんは早くも陽電子マトリクスを発見しました。秋葉さんの行動はこの時点で無意味になりますが、秋葉さんも目的物らしきものを発見した模様。「今回は意外とあっさり…」と思ったら姿を消していたいつきさんにつかまってしまいました。秋葉さんが言い訳しようとしていたところにレオパルドが割り込んできて、パソコンを取り上げられた復讐に秋葉の服を脱がしにかかります。しかし、脱がしている箇所が全くエロくないのはテレ東の仕様ですかね。こういうところはDVDで…分かってますよね。手錠でつながっているいつきさんにも効果が及んで、いつきさんも服が消えていきます。この時点でいつきさんの怒りはレオパルドへと移り変わって、秋葉の逮捕とかどうでもよくなっていますね(笑)


服もだいぶはがれてきて、人の目をはばかりながら学校内を行き来する二人。「誰にも見られませんようにー」と言ってぶら下がっている秋葉がかわいい。最終的にイモちゃんが展示していた戦闘機を操って二人を救いだします。最後にほのかさんがしっかりとパーツを手に入れたことを明示してEDです。「ミッションコンプリート」…で思い出すのはハルヒの外伝の長門のセリフですね。


今回もなかなか高速で進んでいました。秋葉さんとフリオさんが車に乗っている所だけは意味が分かりませんでしたが、それ以外はちゃんと明示されていたので良かったかな。今週はいよいよさまざまな伏線が提示されましたが、過激派と闘争とかそういう重いことはあんまりやってほしくないな…。秋葉さんが裸になるって書いてあったけどならなかったので残念です。次週も期待。


・そらかけラジオ 第4回
ラジオで牧野由依さんが「26本あるじゃない?この作品」といってたので2クール確定。
ほのかさんの「なして?」は良い。マジで。
2/14にイベントがあるそうですね。行きたい…